取材さんぽ《碑文谷》

自由が丘の街の案内人「セザンジュ」

見える防犯パトロールとして活躍中

↑ 街を案内する「セザンジュ」のメンバー

週末の自由が丘駅周辺では、可愛らしい制服姿の「セザンジュ」さんたちが道案内をしてくれています。産業能率大学の学生ボランティアで、メンバーはおよそ80人ほど。少ないけれど男子もいます。「セザンジュ」とは、「彼女の天使たち」という意味だそうです。「彼女」とは、自由が丘駅前広場の女神像(正式には「蒼穹(あをそら)の像)のことで、この女神の使いとして、自由が丘を訪れる人たちが安心して街を楽しめるように案内しているというイメージです。

↑ 自由が丘の女神像

平成20年に発生した秋葉原の歩行者天国での事件をきっかけに、街を訪れる人たちに安心して過ごしてもらおうと、目黒区と自由が丘商店街振興組合と同大学などが共同で立ち上げたのが「セザンジュ」。クラブ活動の位置づけですが、2年生の授業の一環としても取り組んでいます。碑文谷警察署には防犯ボランティアとしての登録もあり、街の案内をしながら「見える防犯」としての役割も果たしていて、署も頼りにしています。

 

令和6年地域安全目黒区民のつどい

10月12日に開催された「地域安全目黒区民のつどい」では、スタッフとして会場の案内や司会進行の手伝いをしたほか、活動の報告もしました。街の安全を守るという使命のもと、碑文谷署が実施する防犯イベントや講習会に参加したり、自分たちも勉強会を開いて、常に知識のアップデートを図っている様子は、クラブ活動の域を出ています。

↑ 会場の案内も

 

 

自由が丘女神まつり

10月13、14日は「自由が丘女神まつり」でした。毎年50万人ほどが訪れるという自由が丘一帯の最大規模のイベントで「セザンジュ」も大活躍。自由が丘駅前の案内用のテントで、訪れる人たちに会場の案内をしたり、道行く人に「お困りですか?」「ご案内しましょうか?」と声をかけていました。

↑ 自由が丘駅前で、来訪者に女神まつりの案内をするメンバーたち

☆「セザンジュ」の活動は、日曜と祝日・イベント時の12時から16時。主に自由が丘駅周辺で、案内ボードを持って地理案内や駅構内の案内を行っている。自由が丘商店街のホームページ内では、街や店の情報をブログやインスタグラムで発信している。

(岡田)

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