訪問観光客のメッカとなった築地場外市場
日本最大の売り上げを誇っていた築地市場が83年の歴史を閉じたの平成30年10月6日。11日には豊洲市場が開場し、築地場外市場が残りました。その場外市場は今も海外からの観光客や旅行者などで連日大賑わい。
市場跡地の再開発計画も決まって、令和32年には約5万人が収容できる多目的スタジアムを中心とする複合商業施設が建設される予定です。空飛ぶ車の発着場もできるそうで、なんだか未来都市のお話を聞いているようです。
銀座の銭湯には古い歴史がある
銀座には尖塔が2つあるのをご存知ですか?銀座1丁目の銀座湯、そして8丁目にあるのがこの金春湯。「こんぱるゆ」と読みます。創業はなんと文久3(1863)年。この屋号は江戸時代、この界隈に金春流の能役者の屋敷があったことに由来するそうです。
当時は金春稲荷が祀られていて、金春芸者さんもいたことに由来するそうです。この銭湯の前の通りは「金春通り」。ここで毎年「能楽金春祭り」が開催され、路上能が奉納されます。千年の古儀を誇る「奈良金春」独特の能楽です。
ちょっと違和感の歌舞伎座と高層ビル
正面から見ると、見慣れた歌舞伎座の後ろにビルが聳えていて、ちょっと違和感があります。歌舞伎座の建替え事業によってオフィスビルと合体したそうです。この歌舞伎座の横には歌舞伎稲荷神社があるんですよ。興行の大入りや安全、お客や舞台関係者の平穏無事、火伏せの守護などを祈願して祀られています。歌舞伎興行の初日と千秋楽には「奉告祭」が執り行われるそうです。
銀座界隈には小さな神社が至る所に祀られています。商売繁盛や芸事・出世祈願、火伏せや家内安全など、街の平穏を祈る商人や庶民の思いが込められています。そんな神社を探す銀座散歩も楽しいものです。
(岡田)
銀座の街自慢は「家庭と防犯」10月号で紹介しています。
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