蔵前警察署と学生防犯ボランティアのコラボで電子タグ内蔵のキーホルダー「Let’sデジポリス」を開発しました

これが、電子タグ付きキーホルダーです。これにスマートフォンをかざすとデジポリスのダウンロード画面が表示されます。
開発したのは、同署が学生防犯ボランティアを委嘱している蔵前工科高等学校の生徒会役員の1人。ICチップの授業中にアイデアを思いついたといいます。さすが工業高校です。
先生に相談すると、さっそく署と取り組むことになり、実現しました。
署の担当者は「私たちでは思いつかないアイデアで、さすが若い人の発想はちがいます」と絶賛。今後、多くの若者に広める施策も考えていく予定です。
ちなみに、キーホルダーに描かれたイラストは蔵前署の防犯キャラクターで、「つき見さん」と「たぬ守さん」といいます。「犯人に化かされないで」という気持ちを込めて見守る意味でキツネとタヌキから考案したそうです。

キーホルダーを、こんなふうに通学カバンにつけてアピールします。
興味を持ってもらったら、ダウンロードを実演してデジポリスを拡散する訳です。スマホ世代にはもってこいのツールです。
もちろん、これがどんなに役に立つかも学生防犯ボランティアなら説明ができます。
12月からは国際電話からの着信をブロックする「国際電話番号ブロックシステム」も搭載される予定で、特詐詐欺への対応も充実します。

この日は、学生防犯ボランティアの委嘱式も行われ、昨年に続いて今年も都立蔵前工科高等学校の生徒会役員6名(同白鴎高等学校はテスト期間中のため委嘱式は後日を予定)が委嘱されました。今回は区立浅草中学校の生徒会役員も9名が新たに学生防犯ボランティアに委嘱され、ボランティアの裾野が広がりました。
教養の講話では、蔵前工科高等学校の生徒会が作成した闇バイトのスライドを使って、ひとごとではなく自分ごととして気をつけるだけでなく、周りの人たちにも話して、と呼びかけ、「Let’sデジポリス」の使い方や、広めるための工夫などを説明しました。

河野雅明蔵前警察署長と新たに学生防犯ボランティアに委嘱された学生たちで記念撮影
(岡田)

