地域に愛される氏神様
平安時代の末期に千葉県香取郡から移住してきた6軒の農民が開拓したのが小村井村。その氏神として香取神宮に勧請して創建されたのが小村井香取神社。今でも氏子の信仰は厚く、例祭などへの気合の入れようは並ではないそうです。「香梅園」も有名で、2月の梅まつりには地域の人たちによる和楽の演奏や野点、売店も出て、アットホームな雰囲気で開催されます。
縁結びの神様として若者に人気の高木神社
「からかい上手の高木さん」というアニメをご存知でしょうか?この高木さんが巫女さんだという縁で、縁結びの神様として一躍脚光を浴びることになったのが、高木神社です。令和5年には御鎮座555年を迎えた由緒ある古社でもあります。
砂型鋳造の可能性を広げる「すみだマイスター」
墨田区には「すみだマイスター」という、同区を代表する付加価値の高い製品を創る技術を持つ職人に贈る称号があり、36人のマイスターがいます。その一人が東日本金属株式会社の小林亮太さん。砂型鋳造の技術を活かした新しい作品づくりにも挑戦していて、東京スカイツリーの冬のエレベーターの壁面を飾る「都鳥の空」は同社の作品。ソラマチ5階には猫の足跡が埋め込まれた壁面もあるので探してみるのも楽しそうです。
伝統を守り新しい作品に挑戦するマイスター
江戸小紋と江戸更紗の技術で「すみだマイスター」の称号を持つのは中條隆一さんと康隆さん親子。両方の技術を持つ職人は非常に少なく、両方の技術を活かした作品が高く評価されています。それを身近に見ることができるのが江戸小紋博物館です。着物や帯の他に洋服や鞄、ハンカチや日本手拭いなど、伝統の技術の可能性の広がりを感じさせる作品が揃っています。
江戸切子と花切子の繊細な美しさを追求するマイスター
玻璃匠山田硝子の山田真照さんは四代目。伝統的な江戸切子と花切子の2つの技術を駆使したデザインには独特の世界観があります。制作過程を見せていただきましたが(写真)、その精密な美しさに魅了されます。
向島防犯協会の街自慢は、広報誌「家庭と防犯」4月号に掲載しています。
(岡田)