取材さんぽ《南大沢》

緑に囲まれた新しい街

南大沢は、多摩丘陵を切り拓いて造成された多摩ニュータウン西部に位置し、住所は八王子市。京王相模原線南大沢駅を

中心に発展したエリアです。三井アウトレットパークや東京都立大学がよく知られていますが、駅周辺には大型商業施設も

充実していて、おしゃれな雰囲気の街です。

南大沢駅から東京都立大学まで続くペデストリアンデッキがメインストリートです。写真は都立大学から駅を望む眺め。この

通りでは、いつも何某かのイベントが開催されていて、常に賑わっています。

都立大学の敷地は広大で、昔からこの地に住む人によると、開発前の一つの村がそのまま敷地になっている、とのこと。村一

つ分と思うと、その広さも頷けます。

ペデストリアンデッキの下を通っているのが多摩ニュータウン通り。多摩ニュータウンを貫いて通っている市の幹線道路です。

富士見台公園にある展望台からの眺めです。この公園は斜面を生かした造成で、その斜面にそってある「ながーいすべりだい」

(約34m、高低差11m)が人気です。

他にも遊具がたくさんあり、大きな池もありますが、なんといっても200本を超える桜が見もの。緑に囲まれた街の幸せを

実感できる公園です。

南大沢の鎮守「南大沢八幡神社」はまもなく創建450年を迎えます。

南大沢警察署からもほど近く、南大沢駅のすぐ近くです。八幡様なので、ご利益は多岐に亘りますが、特に出世運がよいそ

うです。

境内には、パワースポットとして人気の「南大沢オオツクバネガシ」があります。なぜ、パワースポットなのかというと

・・・・。明治13年正月、八幡神社は火災にあい、神社は全焼し、境内にあるこの木も被害を受けました。住民はこの木

も枯死したものと思っていたのですが、しばらくして再生し、緑の葉を茂らせたのです。

それで、「不死身の樹木」と呼ばれるようになり、その生命力にあやかろうとお参りする人も増え、今ではパワースポット

として遠方からも訪れる人が多いといいます。

写真は「不死身のアカガシ」。パワースポットとして有名ですが、実はアカガシとオオツクバネガシの間種であることが

判明しました。

枝には緑の葉が茂り、まだまだ現役です。

(岡田)

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