取材さんぽ《目白》

椎名町ならではの地蔵尊がある金剛院

西武線池袋駅の1つ先が椎名町駅です。ここは長崎一丁目町会の町内。その玄関先にあるのが、この長崎金剛院です。朱塗りの山門が印象的な寺院ですが、豊島区の有形文化財に指定されていて、地元の人には「赤門寺」とも呼ばれています。山門の隣には、長崎不動尊も祀られていて「赤門テラスなゆた」というおしゃれなカフェも併設されています。今時のお寺という感じですが、開創されたのは1522年。1715年にこの地に移りました。

椎名町はトキワ荘があった町で「トキワ荘マンガミュージアム」もありますが、境内には「マンガ地蔵尊」が祀られています。ドラえもんの像もあり、静謐な雰囲気の中に水色の像が目立っています。

 

長崎村の時代から鎮守の神様 例祭で奉納される獅子舞は区の無形文化財

金剛院の左隣にあるのが、この長崎神社。この辺が長崎村といわれていた頃から鎮守様として祀られていました。元禄年間から伝わる獅子舞は豊島区に残る郷土芸能として区の無形文化財の第1号に指定されています。例大祭では獅子舞が奉納されます。長崎一丁目町会にとっても大事な神社で、イベントなどもこの境内で行われます。余談ですが、帝銀事件の帝銀椎名町支店はこの神社の隣にあったそうです。

 

若い女子にも人気の名物立ち食いそば屋「南天」

椎名町駅北口の目の前にある、この立ち食いそば屋さんが凄い!朝は5時半から営業開始、閉店は午前1時半という、ほぼ24時間営業。早朝から客足が絶えず、驚きなのが若い女性が大勢来店すること。わざわざ調べて来るらしく、携帯を睨みながらの来店も。長崎1丁目町会の方に伺うと、名物店らしく、「肉そば」と「肉うどん」が看板メニューとか。店内がいっぱいのときは店頭の作業台のようなところで食べたり、駅前の交番そばのベンチで食べている人も。ちょっと違和感があっておもしろく、眺めていて飽きません。

(岡田)

 

 

購読を希望される方は、東京防犯協会連合会(03-6276-4505)までご連絡ください。(1部220円(税込み)、送料別)

関連記事