昭和レトロな元交番は現役で地域を見守る
厩橋そば。春日通り沿いに突然現れる昭和レトロな建物。昭和3年の建造で元は厩橋交番でした。本所一帯を焼け野原にした東京大空襲を生き延び、平成19年に厩橋地域安全センターとして現役で地域を見守っています。
相撲との縁も深い回向院
明暦の大火(1657年)の犠牲者を弔うために開かれた寺院として知られる回向院ですが、関東大震災の犠牲者も葬られています。江戸時代の勧進相撲がここで催された縁もあり、昭和11年に相撲協会が歴代相撲年寄の慰霊のために力塚を建立しました。現在も新弟子たちが力を授かるよう祈願に訪れるそうです。
スカイツリーのフォトスポット「タワービュー通り」
本所周辺は明暦の大火の後、防災を考慮して街並みが整備され、5代将軍綱吉の時代には軍事的な理由から幕府直属の家臣が住むようになりました。その名残が区画に残っていて、どの道も基盤の目のように区画され見通しが良いです。こんなふうに東京スカイツリーの全貌が障害物なしで見られるスポットがたくさんあります。
斬新なデザインの北斎美術館
斬新な外観の「すみだ北斎美術館」は日本を代表する建築家・妹島和世氏が設計、平成28年に開館しました。北斎はNHKの大河ドラマ「べらぼう」にも登場していますよね。周辺は観光客に人気のエリアですが、建物の前の公園は近隣に住む親子連れにとってはいつもの遊び場という雰囲気です。
(岡田)
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