取材さんぽ《渋谷》

青パト(防犯パトロール車)で闇バイト被害防止訴え

渋谷駅前スクランブル交差点でアピール

警視庁と渋谷警察署は、令和6年12月19日、若者の街・渋谷駅前のスクランブル交差点で闇バイト被害防止のキャンペーンを行いました。学生ボランティアの「ピーポーズ」も参加。通行人に啓発チラシを配りました。

近くの大型ビジョンでは、17日から闇バイト勧誘の手口などを知らせる動画を30分毎に流して注意を促していますが、周知をより広げるのが狙いです。

警視庁では、青パトなどで使ってもらおうと、啓発アナウンスを録音したCDを各警察署に配布する予定で、この日は実際に青パトがスクランブル交差点で音声を流してデモンストレーションも行いました。アナウンスは男性と女性、子供の声があり、内容も2種類用意しています。同庁には約280の協力団体があり、約760台の青パトが登録されているそうで、巡回時やイベント時などに使ってほしいと話しています。

 

警視庁に登録しているピーポーズは、高校生から大学生まで約90名で、イベントに合わせて参加しています。この日は3名が街頭でチラシを配りました。

声をかけると、「気を付けます」「知ってます」と返事が返ってくるので、イメージとしては認識しているようだ、と担当者は手応えを感じていました。

 

ピーポーズの3名。左から高野裕一朗さん、青野海翔さん、大門莉子さん。

報道陣の取材を受けた大門さんは「アルバイトを探す際は、少しでも違和感を感じたら、自分の違和感を信じて応募はやめてほしい」と話していました。

今回初めてビラ配りに参加したという青野さんは、最初は遠慮がちにビラを配っていましたが、高野さんは積極的。「バイトで(ビラ配り)やったことがあるので」と照れ笑い。

 

スクランブル交差点をアナウンスを流しながら通過する青パト。

 

渋谷防犯協会の様子は、広報誌「家庭と防犯」2月号で紹介する予定です。

(岡田)

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