6月1日は「渋谷おとなりサンデー」の日
このイベントは、渋谷区に、住む・働く・学ぶ・訪れる人たちに区内各地で行われている地域活動を知ってもらうことで、地域の担い手を増やそうと平成29年から始まったイベントで、フランスはパリで生まれた「隣人祭り」がお手本です。地域に住む人たちが、自分たちで手作りパーティを開くことで、おとなりさんと仲良くなろうという試み。いつでもどこでも気軽にそんなことができたら素敵、というので、まずはこの日に区内各地域で一斉に開催しています。
という訳で、千駄ヶ谷丁目町会と初台町会の会場におじゃましました。
手作りイベントに若い力が大活躍
路地をめいっぱい使っての楽しいゲームがあり、おしゃべりスペースで寛ぐ人もいます。町会のLINEに登録している人にはハヤシライスや唐揚げも。みんな地域の人たちの手作りで、女性陣が料理を担当、裏方仕事や当日のスタッフは有志が大勢手伝って盛り上げます。御子柴敏町会長は「このイベントが始まってから、若い人が大勢町会にも参加してくれるようになりました」と地域のつながりが強まったことを実感しています。
↑ 千駄ヶ谷二丁目町会のおとなりサンデーのチラシ
↑ 写真の左が御子柴町会長、その隣は応援参加してくれた千駄木二丁目西町会のスタッフ大澤千晶さん。その隣が千駄木二丁目西町会の佐々木富朗町会長、その隣はブログで千駄木の情報を発信しているユミネコさん
「このターポリンも若い人たちが作ってくれたんですよ。私たちでは到底思い付かない」と御子柴町会長。随所に若いアイデアが生きています。
姉妹町会・千駄木二丁目西町会も応援参加
同町会と千駄木二丁目西町会は昨年、姉妹町会に調印し交流を続けています。その一環で千駄木二丁目西町会のオリジナルゲーム「ピンポンdeポン」で応援参加。沖縄に伝わるゲームをアレンジしたという同町会オリジナルのゲームです。
「イベントや学校行事でもやるので町内では定番です」と佐々木町会長。若い応援スタッフがゲームを盛り上げます。
佐々木町会長が「うちの町会は老(人)壮(年)青(年)のバランスがいいね、と区長にも感心されるんですよ」というように、子供たちの歓声に混じってゲームを盛り上げるスタッフの楽しい笑い声が響きます。
初台は商店街全部を使って大規模フェス
初台は、初台駅南口から伸びる商店街「初台商盛会」と初台緑道(玉川上水旧水路初台緑道)が会場です。地域のサークルや団体など多彩なグループがゲームや屋台、パフォーマンスや手作り売店など、とにかく楽しいこと満載で盛り上げます。
「観て、参加して、味わって、語り合って、楽しむ!!」のキャッチコピーそのものでした。
駅南口は子供たちゾーンでフリーマーケットやゲームがあり、商店街に張り出されたテントでは、手作り作品の販売や屋台、ステージでは歌やダンスのパフォーマンス、商店街の蓮による阿波踊りも繰り出して、まさにお祭りです。緑道では住宅相談や菜園の案内、農体験などもあり盛りだくさんでした。
代々木防犯協会の光山和德協会長(写真)は「今までは緑道が会場だったのですが、今回初めて商店街で開催しました。若い人たちが企画運営に参加してくれて、おかげさまで大盛況です」と盛況ぶりに一安心。
初台地区の商店街をはじめ、企業や団体、サークルや区の社会福祉協議会など、地元をあげてのイベントになりました。
(岡田)