取材さんぽ《深川》

岩崎家の造園にかけた情熱が今に続く

深川白河界隈といえば外せないのが「清澄庭園」でしょう。この地の一部は江戸の豪商・紀伊國屋文左衛門の屋敷跡と伝えられていますが、岩崎家の造園にかけた情熱が身に迫る庭園です。

 

可愛らしい「腹巻き」をした松

清澄庭園の松の「コモ巻き」は冬の風物詩で、立春をめどに取り外されます。農薬を使わずに害虫を駆除する伝統的な方法だそうです。梅の花びらのような結び目が可愛らしい「腹巻き」です。

 

隅田川を眺めて回転する芭蕉像

松尾芭蕉縁の地とあって至る所に芭蕉像や句碑がありますが、ここ芭蕉庵史跡展望庭園の芭蕉像は17時に回転するそうです。

 

新社会人にはご利益がありそう

松平定信公が眠る霊巌寺のすぐそばにある出世不動尊(長専院不動寺)。なかなか個性的な佇まいです。出世を願う方にご利益がありそうなので、新しく社会に出る門出にはお参りしておくのもよいかと思います。

 

深川に天然温泉?

路地を入った所に寺か神社かと見紛う宮造りの建物。常盤湯という銭湯です。江戸時代からこの地にあったそうで、令和5年にリニューアルして内装は超モダンで豪華。天然温泉です。深川に温泉があるというだけでも十分インパクトがあります。

 

深川防犯協会の設楽英雄さんが深川の変遷を、広報誌「家庭と防犯」3月号で紹介してくれています。

(岡田)

 

購読を希望される方は、東京防犯協会連合会(03-6276-4505)までご連絡ください。(1部220円(税込)、送料別)

関連記事